サジェスト対策とは?自分でできる?やり方は?メリットデメリットを徹底解説!
次世代の検索エンジンマーケティングとも言われているサジェスト対策。
そして、放置しておくと甚大な被害を被りかねないサジェスト汚染。
サジェスト対策をしっかり行うか否かで、集客や企業イメージに大きな違いが生まれてしまいます。
一体なぜなのでしょうか。
その詳細をわかりやすく解説していきます。
サジェスト対策とは?
サジェスト対策とは、サジェストワードに特定のキーワードを表示させたり、非表示にしたりすること。
別名「サジェスト広告」などと呼ばれることも。
サジェストは検索エンジンにキーワードを入力した際、下記のように自動で開く検索を補助する機能です。
※名称について、Googleではサジェスト機能、Yahoo!では入力補助機能となっていますが、一般的に総称してサジェスト機能と呼ばれます。
例えば、とある飲食店名のサジェストに「美味しい」などと出ていたらどうでしょうか。
ポジティブな印象を持つ人は少なくないでしょうし、そこから来店に結びつく可能性も十分に考えられます。
しかし、もしも「まずい」「最悪」などと出ていたら、来店意欲を削がれることは間違いありません。
また、サジェスト対策から集客へとつなげる手法もよく見られます。
例えば、とあるイタリアンレストランが「地名 イタリアン」のサジェストに自店舗の名前を出現させられれば、絶大な集客効果を得られるでしょう。
「地名 イタリアン 店舗名」といったように。
サジェスト対策を行い、SEO対策をしているキーワードに誘導するなど、他のWEBマーケティングと連動させることでさらに集客力を上げることも可能です。
このように、サジェストにどのようなキーワードが並ぶかは、集客に大きな影響を及ぼします。
次世代の検索エンジンマーケティングとして注目を集めているなど、サジェスト対策は重要なWEBマーケティングの1つなのです。
GoogleとYahoo!の違い
Yahoo!はGoogleの検索エンジンを使用しているため、SEO対策はイコールGoogle対策となります。
しかし、サジェスト対策では、それぞれ異なるルールで運用されているため、別々に対策を行う形となります。
Yahoo!のサジェストは毎日更新が特徴。
そのため、トレンドがすぐさまサジェストとして現れる傾向にあります。
Googleのサジェストは更新が1カ月に2回程度と、あまり頻繁には行われません。
また、ユーザーの検索履歴や地域などに基づいてサジェストが調整されるため、ユーザーによってサジェストが異なります。
GoogleとYahoo!の違いも踏まえてサジェスト対策を行いましょう。
サジェスト対策を行う4つのメリットと1つのデメリット
➀高い集客力とブランディング効果
SEO専門の調査会社Backlinkoによると、検索したユーザーの23%がサジェストキーワードをクリックしているとされます。
そのため、サジェスト対策を上手に行うことで、ホームページへのアクセスをより多く、そして良質なユーザーを取り込める点は大きなメリットと言えるでしょう。
また、すぐの集客に結びつかなくても、ブランディングやイメージ向上の効果を見込めます。
飲食店であれば「店名+美味しい」など、ポジティブな印象を与えることに成功すれば、いずれ別の機会に集客へと繋がるかもしれません。
②早く成果が出る
検索エンジンで上位表示させるSEOなどと比べ、圧倒的に早く成果が出る点もサジェスト対策を行うメリットです。
SEOの場合、成果が出るまでに早くても3カ月~6カ月、1年以上かかるケースも珍しくない上に、上手くいくとは限りません。
その点、サジェスト対策であれば、早ければ数日で成果が出るのです。(Googleのサジェストはもう少し時間がかかります)
それでいてリスティング広告のように大きなコストがかかるわけでもありません。
極めて使い勝手の良い集客チャネルだと言えるでしょう。
③ペナルティーを受けない
短期間のうちにSEOで成果を出そうとした場合、いわゆるブラックSEO(被リンク対策)と言われる手法がよく使われます。
しかし、ブラックSEOはGoogleのアルゴリズムの裏をかいたような手法となるため、Googleからペナルティーを受け、検索順位を大幅に下げられてしまう恐れも。
その点、サジェスト対策にそのようなリスクはなく、ペナルティーを受けるような心配はありません。
WEBサイトなどとサジェスト対策には何の関連性もないためです。
現状、サジェスト対策を行うことによるリスクは存在していません。
また、そのような外部施策でペナルティを受けるのであれば、ペナルティを与えたい競合に利用するというサービスが生まれてしまいます…。
④低コスト
広告出稿のように、クリックごとに広告料がかかるわけではありません。
SEO対策のように、コンテンツ制作に大きなコストを払う必要もありません。
サジェスト対策の場合、請け負っている会社に依頼し、月に数万円(対策するキーワードの数による)を支払うだけです。
他のWEBマーケティングと比べて低コストだと言えるでしょう。
高い集客・ブランディング効果を誇り、早く成果が出る、ペナルティーを受けるリスクもない、そして低コスト…
だからこそ、サジェスト対策による集客が人気を集めているのです。
サジェスト対策のデメリット~効果測定が困難~
サジェスト対策のデメリットは、効果測定が困難なところ。
広告やSEOと異なり、どれほどの人がサジェストワードをクリックしたのかは計測することが出来ません。
そのため、「本当に効果があるのか?」と疑問に感じてしまう方も少なくないでしょう。
そこで、サジェスト対策をする前と後で、WEBサイトにおけるコンバージョン率やPVなどを比較してみると良いでしょう。
正確なデータには及びませんが、サジェスト対策によって「良い影響を与えられたのか」といった大まかな効果測定を行うことは可能です。
サジェスト汚染対策にも
集客のためだけでなく、サジェスト汚染に対してもサジェスト対策は行われます。
サジェスト汚染とは、サジェストにネガティブなキーワードが並んでしまうこと。
このサジェスト汚染は、理論上は人為的に作り出すことが可能なのです。
例えば、長期間にわたって、特定の飲食店に対し「〇〇 まずい」などのネガティブワードで大量に検索を行ったり、SNSなどに繰り返し投稿したりして、検索エンジンに対して「〇〇 まずい」というキーワードの需要があると錯覚させるわけです。
すると、サジェストに「〇〇 まずい」というネガティブワードが出現。
ライバル会社に対し、サジェストを使って打撃を与えられるという仕組みです。
また、意図せずこのような事態が引き起こされることも珍しくありません。
「訪れたお店の店員さんの対応が良くなかった」など、腹が立つ経験をした際、SNSなどでそのネガティブな感情を吐き出してしまう方も少なくないでしょう。
すると、それを見た他のユーザーがそれを信じ、その一方的な内容が拡散してしまうことも。
そうなると、「〇〇 対応悪い」「〇〇 最悪」などのサジェストワードが出現してしまうわけです。
このようなサジェストワードを削除するには一体どうすれば良いのでしょうか。
大きく分ければ3つの方法が存在します。
・GoogleやYahoo!に削除を申請する
・弁護士に削除を依頼する
・サジェスト対策の専門業者に依頼する
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
サジェスト汚染を削除する方法~申請~
サジェスト汚染に対して、GoogleやYahoo!に申請し、削除してもらう方法があります。
法律に基づく削除に関する問題を報告する
ただし、下記のように、よほどのことでなければ対応してくれません。
・国の法律に違反している
・権利を侵害している(差別的な内容、露骨な性的表現、深刻な危害をもたらすなど)
そのため、あまり現実的な手段だとは言えないでしょう。
サジェスト汚染を削除する方法~弁護士~
サジェスト汚染の発端となった内容に関して、弁護士を通じて運用元へ削除請求を送るという方法もあります。
その内容の書き込みをした投稿者を特定する開示請求や、損害賠償請求を行うことも。
とは言え、相手側に悪意があると見なされなければ削除請求を行うことは出来ません。
弁護士に依頼するとなれば着手金や報酬も必要となるため、気軽に取れる手段ではないでしょう。
サジェスト汚染を削除する方法~専門業者~
GoogleやYahoo!への申請も弁護士への相談も共にハードルが高いため、サジェスト汚染対策としては専門業者を利用するケースが一般的。
ネガティブなサジェストワードを表示させないようにしたり、反対にポジティブなサジェストワードを出現させたりすることも可能です。
業者によってそのスピードや成功率も異なるため、サジェスト対策のノウハウや実績が豊富な業者を選びましょう。
集客強化のためにも、そして自分の身を守るためにも、サジェスト対策の重要性は非常に高いのです。
サジェスト対策のやり方は?自分でできる?
理論上は、大量に検索をしたり、SNSに繰り返し投稿することで可能ではあります。
ただし、自身のパソコンやスマホで繰り返し検索しても、効果は得られません。
ごく一部のユーザーしか行っていないため、需要があるキーワードだとGoogleに認識されないためです。
複数の回線やデバイスを用意しなくてはならない上、多大な労力も必要となることから、自分でサジェスト対策を行うのは現実的とは言えないでしょう。
サジェスト対策をお考えなら、対策会社に依頼するのがおすすめです。
「サジェストから集客につなげたい」
「サジェスト汚染をなんとかしたい」
上記のようなお悩みがあれば、ノウハウが豊富な弊社エクスクランに是非ご相談下さい。