WEB解析で成果が格段に上がるってホント?解析のメリットを解説!

WEB解析で成果が格段に上がるってホント?解析のメリットを解説!

「WEB解析を行うことはなんとなく必要であると思うけど、具体的にどのようなメリットがあるの?」

その様な考えをお持ちの駆け出しのWEB担当者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

たしかに、はっきりとメリットがわからない状態でただ何となく始めたところで、業務の効率や質はしっかりとメリットを理解したうえで行うのと比べて非常に低くなってしまうことが想定されます。

そこで今回は、駆け出しのWEB担当者の方向けに、WEB解析を行うことのメリットをお伝えし、なんとなく行うことの”モヤモヤ感”を少しでも取り除いていければと思います。

ぜひ、最後までご覧ください。

WEB解析を行うことのメリット

WEB解析を行うことのメリットは、大きく分けて以下の2つがあげられます。

  • サイトの現状を把握できる
  • 把握したデータから、効果的な施策をいち早く打つことができる

それぞれについて詳しく解説していきます。

サイトの現状を把握できる

WEB解析を行うことのメリットの一つ目は、サイトの現状を把握できることです。

把握できることとしては、以下の項目が挙げられます。

  • セッション
  • ユーザーあたりのセッション数
  • ページビュー数
  • ページ/セッション
  • 平均セッション時間
  • 直帰率 など…

サイトの現状を把握することのメリットとしては、データをもとに「新しい施策を打てること」や「異常事態の早期発見」が挙げられます。

前者については、例えば、とあるページの離脱率が高かった場合、よりユーザーが興味を引くような文章に変える等、数字をもとに施策を考えていくことができます。

後者については、日々数値を管理している中でなにか異常数値が出た場合、大事に至る前にすぐに原因究明に努めることができます。

例えば、今まで1日平均1000人は来ていたサイトに、いきなり1日5人しか来なくなった場合、グーグルからのペナルティを受けたのか、またはドメインに問題が出たのか、はたまた競合サイトにつぶされたのか等々、知らぬ間に取り返しの就かない事態になっていたということを防ぐことができるのです。

把握したデータから、効果的な施策をいち早く打つことができる

先程も軽く触れましたが、WEB解析の一番のメリットは、「成果」を出すための施策をいち早く打ち出せることです。

WEB解析の基本的な流れは、

  1. 現状の数値を把握する
  2. 把握した数値を的確に分析する
  3. 目標に応じた改善点を発見する。
  4. 発見した改善点のもと、効果的な施策を打ち出し、実行する
  5. 実行した施策の効果を検証(①に戻る)

といった形で、ひたすらPDCAサイクルを回していきます。

例えば、WEBサイト上にある1日最低100回はクリックしてほしいリンクに対して、現状50回しかクリックされていなかった場合、考えられる改善策としては、以下の3つが挙げられます。

  1. 1クリック当たりの訪問者数を割り出し、100クリックする為の訪問者数まで増やす
  2. ヒートマップ分析によりユーザーの興味が大きい部分にURLを配置し、クリック率を上げる
  3. リンク自体をクリックしやすいデザインに変え、クリック率を上げる

紹介した施策の全て、もしくはいずれかを実行し、その結果を再検証していきます。

「①を行ったが、そもそも訪問数を倍にしなくてはならず、すぐに実行することは難しかった。」「②を行ったが、クリック数にあまり変化はなかった」「③を行ったところ、クリック数は10%ほど向上した」

そのことから、リンク自体の魅力付けがクリック数を上げるためには即効性があることがわかった。リンクのデザインのほかに、クリックしたくなるような文章等でより魅力付けをし、クリック数を増やす施策を行っていく。

というような形で、WEB解析により効果的な施策を打ち出して、成果に結び付けていくことができるのです。

手法ごとのメリット

WEB解析と一口に言っても、様々な手法があります。

その手法を目的別に組み合わせることが、WEB解析成功のカギとなります。

ここでは、代表的な手法である「アクセス解析」と「ヒートマップ分析」にどのようなメリットがあるのかを解説していきます。

アクセス解析を行うことのメリット

アクセス解析を詳しく行っていくと、自社サイトそのものやサイトを訪れるユーザーの傾向が見えています。具体的には、主に下記情報を把握できます。

PV(ページビュー)サイトが閲覧された回数
UU(ユニークユーザー)サイトに何人のユーザーが訪問したかを表す。
※PVは、同じ人の閲覧数も表す
CVR(コンバージョン率)サイトの成果の割合を表す。
CTR(クリック率)広告が表示された数に対して、どのくらいの割合でユーザーがクリックして自社サイトに来たかを表す。
離脱率訪問したユーザーが、そのページを見てから他のサイトに移動してしまった割合
直帰率訪問したユーザーが、一つのページのみ見て離脱した割合

これらのデータは、サイトの現状を表しているものであり、これらのデータをもとに現状の課題を把握し、より成果が出るような施策を打ち出すことができるのです。

ヒートマップ分析を行うことのメリット

ヒートマップとは、エリアごとにデータの数値を強弱で色分けしたグラフのことを指します。イメージしやすい例で言いますと、天気予報などで、気温ごとに色分けされている図があげられます。(35℃以上のところは赤、10℃以下のところは青等)

WEB解析におけるヒートマップ分析とは、専用のツールを導入することで、訪問したユーザーのサイト内での動きがヒートマップにより把握する方法のことを言います。

ヒートマップ分析を行うことでできることは以下の通りです。

  • どこまでスクロールして、どこで離脱したのか?
  • どこを注目したのか?
  • どこをクリックしたのか?
  • どこにカーソルを合わせたのか?

これらのデータを把握することで、「ユーザーが何に興味を持っているのか?」ということを直感的に把握でき、サイトの改善に役立てることができます。

まとめ

最後に、今回の記事の内容をまとめます。

  • WEB解析を行うメリットは、改善策を練る材料として現状を把握できる点である
  • WEB解析は、得たい成果に合わせてあらゆる手法を組み合わせて行うことが重要である

WEBマーケティングを行う上で、WEB解析の知見を深めることは必須となります。その第一歩として、WEB解析を行うことのメリットをしっかりと理解することが重要となります。

WEB解析を行うメリットを理解することで、これからWEB解析を学んでいくうえでも、「なぜこの解析を行うことが必要なのか」ということを理解しながら学べ、より身になっていくからです。

この記事を通じて、一人でも多くの人がWEB解析を行うことのメリットを理解し、これからの学びの足掛かりとしていただけたら幸いです。

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