Googleアルゴリズムとは?過去の主要SEOアップデートから変動ロジックを学ぼう!
SEOで上位表示するには、Googleアルゴリズムの仕組みや傾向を理解しなくてはなりません。
この記事では、Googleアルゴリズムの傾向を把握できるよう、過去の主要SEOアップデート情報をまとめました。
Googleアルゴリズムとは?
Google検索のアルゴリズムを明確に説明できる人は存在しません。
非常に多くのルールを基に作られている上に、頻繁に変化しているため、解明することはほとんど不可能なのです。
Googleは検索のアルゴリズムについて、以下のように公表しています。
・検索意図を把握する
・ウェブページの関連性
・コンテンツの品質
・ユーザビリティ
・文脈の考慮
※引用:検索アルゴリズムの仕組み/Google検索
ただし、これらはあくまで原則に過ぎません。
ここからGoogleアルゴリズムを読み解いていくのは至難の業でしょう。
Googleは検索の質を高めるためにアップデートを繰り返しています。
そのため、アップデートの内容を理解できれば、Googleアルゴリズムの傾向を把握することが可能です。
そこで、過去の主要なアップデートを6つピックアップしてご紹介していきます。
Googleによる6つの主要SEOアップデート
ペンギンアップデート(2012年4月)
ペンギンアップデートの目的は、低品質なリンクやスパム行為をしているWEBサイトの評価を下げること。
具体的には、「自演リンクや過剰な相互リンク」「隠しテキスト」などを指します。
これにより低労力でリンクを大量に集める、いわゆるブラックハットSEOサイトが打撃を受けました。
パンダアップデート(2012年7月)
海外では2011年に、日本では2012年に導入されました。
パンダアップデートの目的は、低品質なコンテンツを上位表示されにくくすること。
・プログラムによって自動生成されたコンテンツ
・誘導するためだけのページ
・無断に他のWEBサイトから複製されたコンテンツ
・独自コンテンツのないアフィリエイトサイト
などの低品質なコンテンツが対象となりました。
ハミングアップデート(2013年9月)
ハミングアップデートによってより検索の精度が上がりました。
これまでは「東京駅 徒歩5分 レストラン」で調べると、全てのキーワードに該当したコンテンツが表示されていました。
しかしアップデート後は、徒歩5分などのワードが含まれていなくても、欲しい情報を含んだコンテンツが表示されるようになっています。
単語だけでなく、文脈や背景を理解する能力が飛躍的に上昇したのです。
2015年10月に存在が明かされたRankBrain(ランクブレイン)では、この機能がさらに強化されました。
コンテンツに検索キーワードが入っていなくとも、検索意図に適したコンテンツなら上位表示されるようになったのです。
モバイルフレンドリーアップデート(2015年4月)
スマホからも見やすいWEBページをより評価するためのアップデートです。
このスマホ重視の流れは加速していて、2018年3月からは順次モバイルファーストインデックスが導入されています。
これまでGoogleはパソコンから見たページで評価していましたが、これ以降はスマホから見たページを主軸に評価することとなりました。
健康アップデート(2017年12月)
数あるアップデートの中でも、最大級の変動が起きたのがこの健康アップデート。
日本国内でのみ適用されたものです。
発端はDNAが運営するキュレーションサイトのWELQ。
その豊富なコンテンツ量から検索上位を多くとっていましたが、そのコンテンツ内容は医学的根拠の無いデマ、コピー、法律違反が多数…
このようなサイトが上位表示されないよう、アップデート後のYMYL分野においては、専門性や信頼性の高いサイトが上位に表示されるようになりました。
※YMYL:お金や健康など人生に関わる重大な情報のこと
メディックアップデート(2018年8月)
このアップデートによって、E-A-T(専門知識、権威、信頼)シグナルが一部実装されたとも言われています。
その結果、「何が書いてあるか」だけでなく、「誰が書いているか」も非常に重視されるようになりました。
アップデート後、業界をリードする企業サイトのコンテンツや専門家による監修コンテンツなどが上位表示されやすくなっていて、その流れは現在でも続いている(むしろ強まっている)印象です。
コアアルゴリズムアップデートは頻繁に発生している
近年は、大規模なアップデートのことをコアアルゴリズムアップデートと呼んでいます。
コアアルゴリズムアップデートは年に数回のペースで行われており、WEBサイトの検索順位がたびたび上下することも珍しくありません。
とは言え、過去のアップデートを見ていくと、Google検索の方向性は明確です。
・システムの裏をかくようなグレーな手法は撲滅する
・コンテンツの内容だけでなく、E-A-Tも重視する
つまりGoogleは、ユーザーのためになる検索エンジンへとアップデートを繰り返しているのです。
アップデートに振り回されすぎることなく、ユーザーの方を向いてより良いWEBサイト・コンテンツを作成していくことが、最良のSEO対策になると考えられます。